温度計とセンサーの仕組み
温度計は誰にとっても身近な計測器ですが、その仕組みについてあまり深く考えたことがないのではないでしょうか。
その構造によって、実際に表示される数値には誤差が生じることがあります。正しく使用することが重要となります。温度計には温度を測るためのセンサーがあり、そのセンサーの値を目に見える数字として表示するための部分から構成されています。コンパクトになっていて、壁にかけたりテーブルに置いた利できるタイプが主流です。
表示部の裏面で計測できるようになっている商品が多く、センサーに近い位置の空気が部屋全体の空気の状態を代表しています部屋全体の温度を計測するのであれば、温度計を設置する場所を選ばなければなりません。例えばエアコンの吹き出し口は風が強く当たるため、部屋全体の温度を反映しているとはいいがたいでしょう。
また、天井近くと床での温度差も無視できません。人が快適に過ごすための温度計であれば、人が一番感じやすい位置の温度を測ることが大切でしょう。もちろん、温度を正確に測ることが目的ではなく、エアコンの温度調節のための目安と考えるのであれば、厳密な設置は必要ありません。
その部屋にいる人が暑いと感じるならエアコンを強めにして、寒いと感じるなら弱めにすればいいだけです。また、体感温度と実際の温度には差があり、湿度にも影響されます。温度計の使用目的によって上手に使い分けることで、快適な環境を作ることができます。