湿度計センサーの仕組みはどのようになっているのか?

温度計センサーと呼ぶ電子部品や装置があることをご存知でしょうか。

温度計は文字通り温度を計測するための装置、センサーは対象物との間に何かが遮られた際に反応するもの、このようなイメージを持つ人は多いと言えましょう。温度計は、お湯の中に入れて温度を計る、熱を発生している物体に、温度計を当てて対象物の温度を計測するなどの役割があります。

しかし、センサー式の場合は、サーミスタと呼ぶ電子部品の一種を利用しているのが特徴で、熱が加わると内部抵抗が小さくなり、より多くの電流が流れるなどの仕組みを持ちます。この性質を応用しているものに、湿度計があります。湿度計は温度ではなく空気中に含まれる水分量を計るもの、温度計のセンサー同様に、湿度計のサーミスタもあるのです。湿度計のサーミスタは静電容量の変化により、電気信号を取り出しているのが特徴です。

コピー機の内部には、温度および湿度を計測するための電子部品が使われているのですが、これは湿度や温度の変化により印刷品質に変化が起きてしまうためです。湿度が高いと用紙は水分を吸収する性質がある、印刷に使うトナーも湿度が高いと水分を多く含むことになるので、品質が悪くなります。

そこで、温度計と湿度計の機能を持つセンサーを内蔵させて、室温や湿度を計測しながら補正を行い、印刷品質を維持させるなどの工夫が行われているわけです。尚、温度や湿度はアナログ信号をデジタル信号に変換して、電子機器のコンピュータに信号を送信、コンピュータが受け取った信号に応じて適切な処理を行うなどの仕組みを持ちます。

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